携帯ショップに勤務するためには
1人1台どころか2~3台持っている人も当たり前になってきている携帯電話やスマートフォンですが、その端末販売や通信契約をするための場所となるのが携帯ショップです。
携帯ショップは今のところ三大キャリアが中心となっており、全国各地の市町村に支店がおかれています。
そのため今全国の携帯ショップでは訪れる人に対してプランを案内するショップ定員が数多く募集されています。
ところでこの携帯ショップ店員ですが、勤務をするために何か資格や事前にスキルを身に着けている必要はあるのでしょうか?
求人数が多いだけに雇用形態や待遇面など気になるものです。
なお携帯電話販売はキャリアショップだけでなく家電量販店やそのほかの携帯ショップでも契約することができるようになっていますが、これは特定のキャリアの端末を販売するためにはキャリアからの契約を「一次店」「二次店」「三次店」といったようにランク分けしているためです。
ここで説明をする「携帯ショップ店員」はあくまでもキャリアの名前をそのまま掲げる一次店のこととしてとらえてください。
実は各地の携帯ショップの仕事は大きく異なる
一見同じような仕事だけをしているように見える携帯ショップですが、実際にはそれぞれのキャリアごとに与えられる仕事の内容は大きく異なっています。
それどころか同じキャリアのショップであっても、それぞれの地域やお店によっても仕事内容や待遇が異なることもよくあります。
採用や入社してすぐの研修制度などはある程度キャリアごとに一定の定めはあるようですが、そのあとの昇給や昇進といった待遇はまちまちであることもよくあります。
ですのでこれからショップ店員になりたいという人は、同じキャリアだからどこも一緒だろうとは思わず、それぞれの地域や店舗ごとに業務内容や待遇をチェックしておく必要があります。
そうした地域ごとの求人内容の違いや特性をよりわかりやすくするために、大手キャリアのNTTドコモでは独自の求人サイトを展開しており、全国のドコモショップから自分に合った条件のお店や求人を探すことができるようになっています。
基本的にどのお店でもまず最初は契約社員やアルバイトなどで配属をされ、そこから知識や販売能力に応じてポジションを高めていくことになります。
ドコモの場合「ドコモスキル認定」という制度があり、その試験に合格していくことで正社員や副店長、店長クラスまでを目指していくことができます。
携帯ショップの一日の仕事の流れ
一般的なキャリア一次店の携帯ショップは、朝10時くらいから夜7時くらいまでが営業時間になっています。
出勤は営業時間開始少し前からとなり、スタッフ全員で朝礼をしたり前日からの引き継ぎなどをしていきます。
お店がオープンするとお客さんが入ってくるので、窓口の人は順番に対応をしていきます。
来客が途切れたときにはPOP作成や在庫整理などの事務作業をしていきます。
交代で昼食や休憩をとりながら再び午後からの窓口対応を中心に行い、閉店時間になったら後片付けや店内清掃をして一日の業務は終了になります。
基本的に窓口対応が基本の仕事なので、店長クラスなどにならなければ事務作業のために長時間の残業をしなくてはいけないということはありません。
ただし棚卸の時期には残業をすることもあるようです。
窓口対応をするために必要となる商品知識や接客技術については本部からの研修の案内や、職場の先輩から直接教わることになります。