葉酸取ってる？男女問わず人間の身体に必須の栄養素

「葉酸」という栄養素を聞いてすぐにピンとくる人はおそらく出産を経験されている人ではないかと思います。

妊娠期間中というのは女性の体質にも大きな変化が起こり、必要な栄養素の質も量も大きく異なってしまいます。

そんな妊娠期間中に特に多く摂取することが望ましいとされている栄養素の代表が「葉酸」です。

葉酸は水溶性ビタミンB群の一種であり、人の体内の代謝に深いかかわりを持っています。

妊娠期間中というのは胎内の赤ちゃんが目まぐるしく成長をしていくということもありかなり多くの細胞生成のためのたんぱく質や核酸が必要とされます。

そんな不足しがちな栄養素を助けてくれるのが葉酸で、重点的に摂取をしていくことによりビタミンB１２や赤血球を多く生成する造血ビタミンとしての役割をしてくれます。

「葉酸」という言葉からわかるようにこの栄養素を多く含むのはほうれん草などの葉物の野菜です。

1941年にほうれん草の葉から栄養素が発見されたことによりこの名称がついたとされています。

妊婦のための食べ物という印象もある葉酸ですが、もともとの栄養効果が非常に高いこともあり現在では妊婦以外の女性にも人気の高い栄養素として知られています。

中でも葉酸の成分として注目されているのが「長寿ビタミン」と言われる加齢による老化現象を防ぐ働きで、葉酸を普段からよくとっている人は見た目も美しく若々しいというデータも出されています。

また葉酸を多く食べる食生活をしている人は認知症になりにくいというデータもあり、健康寿命を延ばしたい人にとってはまさに最も重要と言ってもよい成分です。