なくてはならない幸せ物質「セロトニン」を増やす方法とは?

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幸せホルモン「セロトニン」とは?

人の幸せは客観的に測れないものとは言われますが、今その人が「幸福感」を感じているかどうかは脳内の物質を調べることである程度把握することができます。

これは人は精神的な安らぎを得たときには特定の物質が脳内から分泌されるという性質を持っているためで、意識してこの物質が多く分泌されるようにすることで日常的な幸福感を多くすることができます。

このような性質を持つ脳内物質のことを「快楽物質」と呼んだりしますが、中でも幸福感を強くもたらしてくれるものとして知られているのが「セロトニン」です。

このセロトニンは日常生活の中で常に分泌されるものであり、体調の変化やストレスによって正常に分泌されない状態になると強い落ち込みやイライラなど精神的に不安定な状況が生じてきてしまいます。

意識してセロトニンを増やしてみる

このセロトニンは、現在までの研究によりどういった状況になるとより多く分泌されるかということが分かってきています。

セロトニンを多く分泌するタイミングとしては、

・朝日を浴びる
・リズムに乗った運動をする
・トリプトファンを含んだ食品を摂取する

といったものが代表的です。

中でも誰にでもできて手軽なのが最初の「朝日を浴びる」という方法で、朝型の生活をして常に朝日を多く浴びる人は人生における幸福感がより強いとされています。

また朝日を浴びる事で体内時計がリセットされ、朝方の生活リズムに変化していきます。
日中セロトニンが分泌されることで、夜になるとメラトニンが分泌され、眠くなります。
不眠に悩んでいる人も、朝日を浴びるといいでしょう。

ただし、体温が低すぎたり高すぎたりすると寝つきにくくなりますので、体温調整も大切です。
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なおセロトニンはトリプトファンを多く含む食品から薬品として抽出することもできます。

うつ病などの精神疾患ではセロトニンを多く分泌するための薬品が処方されることがありますが、十分にセロトニンが分泌されている人が服用したり、過剰に摂取したりすると「セロトニン中毒」という危険な症状になることもあるので十分注意してください。