時間の使い方のうまい人と下手な人の違い
身の回りには大抵一人くらい「忙しすぎて時間がない!」といつも忙しがっている人がいるものですよね。
本人にしてみたら大真面目でも傍目から見ると「本当にそんなに忙しいの?」と思ってしまうこともよくあります。
あえて忙しいアピールをすることでわざと自分のところに仕事が来ないようにしているという高等テクニックを使う業師も中にはいますが、大半の人は本気で自分はとても忙しく時間がないと感じています。
そこで考えてもらいたいのがどうして周囲からはそれほど忙しそうでもないのに、本人は常に忙しいと時間に追われてしまっているのかということです。
客観的に忙しそうにしているだけに見えるの人にはいくつか特徴があります。
・要領が悪い
・自分で時間を作ろうとしていない
・仕事を調整する能力がない
といった本来的な仕事能力の不足といったことや、もしくは
・できない言い訳を時間のせいにしている
・本当はしたくないことから逃げている
といった心理的な理由からのこと、さらには
・忙しい自分をアピールして周囲の目を引きたい
・他の人よりも自分は大切な仕事を任されているのだという自己満足
・暇な自分が不安
といった踏み込んだ深層心理的なことが理由になっていたりします。
まず「どうして時間がないか」を考えてみる
時間がないことが悩みになっている人はまず、上記の理由が自分に当てはまっていないかということをよく振り返ってみてください。
人はどうしてもやりたいことがあるときには、無理をしてでも絶対に時間を作りそれをするためにあらゆる手段を考えます。
しかし逆にやりたくないことが目の前にあるときはどうでしょう。
今ある仕事が終わったら次には嫌な仕事が待っているというときには、なんとなく今やっている仕事の手も遅くなり、だらだらと先送りにするための手段ばかりを考えてしまうものです。
時間がないとぼやく人のほとんどが、この「やりたくない」という気持ちに負けて本当ならば1時間で終わることを2時間も3時間もかけてやってしまっているのが原因です。
なのでもし時間を節約してもっと自分のための時間を作りたいと考えるなら、何かを避けようとしていないかや、だらだらと時間を遅らせる理由が気持ちにないかということを振り返ってみてください。
この逃げの気持ちを上手に追い出すことができないうちは、どんなに便利な時間短縮のためのテクニックを参考にしてもまったく意味がありません。
やるべきことをはっきりさせて締め切りを設定する
そのうえで時間を節約するための仕事術として、「やるべきことをはっきりさせる」ということと「締め切りを必ず設定する」ということが重要になります。
まず最初の「やるべきことをはっきりさせる」ですが、仕事をするときに今自分は何をうけもっていて、それぞれをいつまでにしなければいけないかということをまず常に把握できるようにすることが大切です。
仕事にはきっちり何日までに納めなければいけないという納期がある仕事と、月末までのいつでもといったような漠然とした納期のものとがあります。
時間を上手に節約していくためには、まず自分がいま何と何をしなくてはいけなくて、そのためにいつまでに何をすべきかということをきっちりスケジュールとして立てていくということが大切になります。
そのために手帳や付箋などToDoリストを記載できるツールを利用し、いつでも目に入るところに置くようにするのが便利です。