健康によいのはわかっていても食べられない
最近は男性・女性ともに筋トレブームが起こっているせいか、低脂肪高たんぱくの食事について詳しく調べて実践をする人も増えているようです。
そんな筋肉増強のためにもっともよいとされている食品の一つに「鶏ささみ肉」があります。
鶏ささみ肉は筋肉増強だけでなく女性のダイエットにも効果の高い食品とされており、毎日のたんぱく源として使用することでよけいな脂肪をつけずにきれいに細胞のもとになる材料を体に取り入れることができます。
しかしそんな健康優良食の鶏ささみ肉ですが、実際に食べるとなると料理の仕方に苦労をしてしまうということがよくあります。
焼いても煮てもどうしても仕上がりがぱさぱさになってしまい、固くて食べにくい鶏もも肉は体によいとわかっていてもそうそう毎日のように食べるわけにはいきません。
比較的おいしく食べられるささみチーズフライですが、こちらはせっかく低脂肪ということに強みのあるささみにたっぷり脂分をつけてしまうことになるため意味がありません。
そこで美容と健康のためにより多くの鶏ささみ肉を食べるためのコツを覚えておく必要があります。
最初のひと手間だけでもかなり味が変わる
まず鶏ささみ肉を使った料理の仕上がりを悪くしてしまう原因の一つが、過熱をすると肉全体に収縮してしまってよけいな歯ごたえが出てしまうということです。
実はこれが起こるのはささみ肉のよこについている白い筋のせいで、つけたまま調理をすると肉が引っ張られる形になり上記のような仕上がりの悪さを作り出してしまいます。
ですので鶏ささみ肉を調理するときには必ずわきについている白い筋をとってしまうようにします。
筋を取るときには包丁で切ってもいいのですが、より手軽にとる方法としては肉の太い方の先端にある白い筋の先にフォークを突き刺し、そこから後ろに引っ張るようにすると簡単にはがれてくれます。
包丁ではどうしても食べられる肉の部分も一緒にとってしまうので、こうした引っ張りによる取り方の方がより無駄なく準備することができます。
またささみをゆでるときに注意したいのが、火を強く通しすぎると水分が抜けてぱさぱさになってしまうということです。
ですのでささみをゆでるときにはまず先にお湯を沸騰させてからそこに入れ、すぐに火を止めてしまいます。
そのままお湯が冷たくなるまで放っておけば余熱でじっくりと熱が通ってくれるので余計に固くなることがありません。
ささみ料理のコツはいかに肉の中の水分を飛ばさずにできるかにかかってくるので、乾燥させないよう手早く仕上げていきましょう。
ささみを使ったおすすめ料理
一度ゆでてしまえばささみは多くの料理に応用することができます。
もっとも食べやすくて簡単なものとしては、細かく手で割いて野菜と混ぜたサラダやバンバンジーです。
ダイエット中の人などは余計な塩分をとらないためにもできるだけそのままの形で食べるのがよいでしょう。
他にも鶏ささみと相性のよい、チーズ、明太子、レンコンなどを使った料理もおすすめです。
一工夫をするというときにはささみ肉をゆでる前に観音開きにしておき、ゆであがったものでチーズや明太子をくるくると海苔巻きのように巻いてしまいます。
ささみロールは他に野菜を入れたり魚介類を入れたりといろいろな工夫ができるのでぜひマスターしてみてください。